イルコのブログ

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ブログサイトを作るときの考え事

これからブログの作成・開設を検討している初心者の方に向けて、注意点や考慮すべきポイントを整理しました。
ブログ作成について調べると、無条件でWordPressを選ぶようにアドバイスされることが多い印象を受けました。
無計画に作成してから後悔しないように、最低限必要な考え事を整理しました。
これらの考え事一覧だけでも、全体像の把握や整理にお役立ちできると思います。
同じような立場にある方の参考になれば幸いです。

考え事一覧

  1. 目的
    • 収益・・・金を集めたい
    • 集客・・・人を集めたい
    • 自己表現・・・人に伝えたい
    • 記録・・・情報を残したい
    • 能力向上・・・スキルを伸ばしたい
    • 交流・・・コミュニケーションをしたい
  2. サイト作成
    • 作成方法
      • フルスクラッチ・・・全部自分で作りたい
      • CMS・・・収益化を見越して作りたい
      • サービス・・・気軽に作りたい
    • 構成
      • タイトル・・・覚えやすくてわかりやすいのが良い
      • デザイン・・・ブログの印象を決める大切な要素
      • カテゴリー・・・見やすくなる、何を書くか整理できる
      • 機能など・・・検索、コメント、お問い合わせ、SNS連携、パンくず、プロフィール、プライバシーポリシー・免責事項、利用規約
    • ドメイン取得・・・独自アドレス(URL)を自分のサイトへ設定する
    • その他(フルスクラッチCMSの関心事)
      • HTML、CSS・・・プログラム言語(サイトや記事作成に利用する)
      • SSL・・・セキュリティプロトコル独自ドメイン利用する場合に、httpsにするために必要となる)
      • robots.txt ・・・検索エンジンへ登録させない
      • OGP(Open Graph protocol)・・・SNSテクニック(タイトル・URL・概要・アイキャッチ画像(サムネイル)を意図した通りに正しく表示させる仕組み)
      • Disqus・・・コメント機能を提供するオンラインサービス
      • .htaccess・・・日本以外からのアクセス制限(セキュリティ強化)
      • レスポンシブデザイン・・・PCやモバイル(スマホタブレットなど)といったあらゆるデバイスサイズに応じて適切に表示
  3. 記事作成
    • 意識すること・・・誰に何を伝えるか(誰のどんな悩みを解決するか)
    • テクニック
      • アイキャッチ画像(サムネイル)・・・設定すべき(クリック数、回遊率、直帰率に効果あり)
      • マークダウン・・・タイトル、表、画像など最低限の表現をhtmlを書かないでも表現できる
      • 仕上げ
        • chatgpt・・・文章を添削する(編集者)
        • 自分と似たようなサイトの確認・・・画像や全体構成の再確認
    • 記事のネタ・・・分からなく調べたこと、経験したこと、興味があること
    • 著作権・・・著作物の利用には注意する
  4. 運営・収益化
    • 情報収集
      • youtube・・・ローコストで情報収集する
      • ブログ・・・自分と近い人のブログを見る(手が届きそうな人を探し、短期的な目標として参考にする)
      • 本・・・体系的に学ぶ
    • マーケティング・・・見られるための施策
    • 広告・・・他サイトの広告を自サイトに出す
  5. まとめ

1. 目的

サイトの目的を考えることは非常に重要です。
これは続ける原動力となり、迷子になった際の心の指針となります。
目的は多岐にわたり「収益の追求、集客、自己表現、記録、能力向上、交流」など様々です。
目的を実現した時の自分を具体的に想像することは、ブログを継続する助けになるでしょう。
どのようになっているかを想像することで、モチベーションを保ち、ブログを書き続ける力となるでしょう。

このブログは「集客・記録・交流」を目的としています。

2. サイト作成

目的が決まったら、サイト作成について考えましょう。

作成方法

サイト作成方法には、大きく分けて「フルスクラッチ」「CMS」「ブログ作成サービス」の3つがあります。

フルスクラッチ(本格的に作りたい人向き)

フルスクラッチ」とは、Webサイトを完全に自作する方法のことです。
この手法では、自作することからくる高い自由度が特徴です。

Webサーバーは独自に用意するか、レンタルサーバーを利用する必要があります。
サーバーの初期設定からサイトの構築、記事の配信フローの構築、そしてセキュリティまで、これらすべてを自ら行います。
そのため、専門知識が必要であり、記事を作成するまでの道のりはかなり険しいものとなります。

制作会社や個人に外注して作成することもできますが、金銭的なコスト(初期費用やメンテナンス費用)やコミュニケーションに関する課題(要件の伝達など)が大きくなるため、それ以上のメリットが得られるかどうか検討する必要があります。

CMS(収益化したい人向き)

CMS」とは、Contents Management Systemの略で、Webサイトの制作や更新ができるシステムを指します。
初心者でも、Web制作スキルが不要で簡単にWebサイトを作成できます。
フルスクラッチほどの自由度はないものの、拡張性があり、デザイン性も豊かで、大抵のことは実現可能です。

具体的なサービスとしては、WordPressWIX、などがあります。
CMSの中でWordPressのシェアが圧倒的に高いため、おすすめします。

Webサーバーは独自に用意するか、レンタルサーバーを利用する必要があります。
また、CMSの使用方法やOSの更新などには専門知識が少しだけ必要です。
そのため、数時間の学習が必要です。
制作会社(または個人)に依頼することもできますが、金銭やコミュニケーションのコストを考えると、自分で挑戦することを強くおすすめします。

ブログ作成サービス(簡単に始めたい人向き)

「ブログ作成サービス」とは、主にWebブラウザを使って記事を投稿できるサービスです。
具体的なサービスには、AmebaブログLivedoorブログはてなブログFC2ブログシーサー楽天ブログブロガーnote、などがあります。

Webサーバーの用意は必要ありません。
基本的には無料で提供されており、有料版では充実した機能が利用できることが一般的です。
専門的な知識はほとんど必要なく、既にWebサービスを利用した経験がある方であれば、迷わず利用できると思います。

作成方法まとめ

フルスクラッチ CMS ブログ作成サービス
専門知識 ×
自由度 ×
収益性
費用
セキュリティリスク
削除・閉鎖リスク × ×

自由度が高いのはメリットではありますが、全て自分で決めなければならないという点はデメリットとも言えます。
また、それぞれにはリスクが伴います。
フルスクラッチ」や「CMS」の場合、セキュリティに十分な考慮が必要です。
一方、「ブログ作成サービス」を利用する場合は、運営側の都合による記事の削除やブログ閉鎖のリスクが潜んでいます。
リスクに対処するためには、事前に適切な対策を用意しておくことが重要です。
記事のバックアップを取っておくことは、効果的なリスク対策の一つです。

個人的な意見として、「CMS」または「ブログ作成サービス」の利用をおすすめします。
ブログを本格的に収益化させたい場合は「CMS」を、それ以外の用途では「ブログ作成サービス」を利用することが良いと考えます。
初期コストを抑えつつ収益化を視野に入れるのであれば、「CMS」の無料版を利用して進めていくことが良いでしょう。(学習領域が重なったり、物理的な移行コストが低減されたり、利点があります。)

構成

次に、サイトの構成など中身を考えていきましょう。

タイトルは、覚えやすくて内容が想像できるのが良いでしょう。
難しい漢字や英語、意味が伝わりにくいタイトルは避けるべきです。

デザインは、ブログの印象を決める大切な要素です。ごちゃごちゃしてわかりにくいデザインは避けましょう。

カテゴリーは、見やすくなるように何を書くか整理して分類分けできると良いでしょう。
自分が書こうとしている記事を洗い出し、共通点から分類分けすると、バランスの取れたカテゴリー分けができると思います。
難しければ、自分と似ているブログのカテゴリーを参考にすると良いです。

ブログを便利に使えるような機能も考えていきましょう。
サイト内検索、コメント機能、お問い合わせ、SNS連携、パンくず、など様々な機能があります。
最初から用意する必要はありませんが、必要に応じて拡張していきましょう。
プロフィール、プライバシーポリシー・免責事項、利用規約、このブログについて、など記事とは別のページも用意すべきか検討すると良いです。
「ブログ作成サービス」を利用する場合は、機能が使えない可能性があるので、事前に確認しておくことが重要です。

ドメイン取得

ドメインとは、インターネットの住所である「IPアドレス」を文字列に変換したものです。

ドメインは、ブログ名と親和性が高い名前にすることで覚えてもらいやすくなるためおすすめです。
ドメインは後から設定できますが、これまでのSNSや他のサイトからのリンクが変わってしまう可能性があるので、注意が必要です。

ドメインを取得するには、お名前.comバリュードメインムームードメイン、などがあります。

3. 記事作成

サイトが作成できたら、記事を作成しましょう。

意識すること

書く前に「誰に何を伝えるか(誰のどんな悩みを解決するか)」を意識しましょう。
色々なチャンネルで絶対に言われる内容なので、非常に重要です。
また、記事のタイトルに「誰に何を伝えるか」をわかるようにすると、本文と一致し、読む人への配慮が感じられる良い記事になると思います。

文字数は、3,000文字以上を目安にしましょう。

テクニック

アイキャッチ画像

アイキャッチ画像とは、記事一覧やSNSなどでシェアされた際に表示される画像のことです。
クリック数、回遊率、直帰率に効果があるため、設定することをおすすめします。

フリー画像サイトには、 pixabayUnsplashいらすとや写真ACイラストAC、などがあります。

マークダウン

マークダウンとは、文章の記法の一つです。
HTML記法を簡易的に記述でき、文章作成に集中しやすくなります。
「ブログ作成サービス」では、マークダウン記法もよく提供されています。
フルスクラッチ」や「CMS」でも、プラグインなどを組み込むことでマークダウン記法を利用できます。
最初からマークダウンで書いておくと、他の作成方法への移行がしやすくなると思います。

仕上げ

文章の構成や表現、誤字脱字を確認しましょう。
ChatGPTで文章を添削したり、類似サイトを確認してバランスを調整しましょう。

記事のネタ

自分の興味があることを中心に、調べたことや経験したことを記事にすると、同じように困っている人に届きやすいと思います。

著作権

著作物の利用には注意しましょう。

4. 運営・収益化

情報収集

YouTubeやブログ、本など身近なものから情報を収集すると、記事にしやすいと思います。

マーケティング

自分のブログが多くの人に届けられるような施策を考えましょう。

Google Analyticsを利用すると、Webページのアクセス解析ができます。
サイトに訪れる人の「属性データ」や、サイト内での「行動データ」が閲覧できるため、サイトの改善に活かしましょう。

集客にはSNSSEO、場合によってはプロモーションも利用していきましょう。
SNSは、例えばTwitterで記事を共有することでSNS利用者にも訪問の機会を作ることができます。
SEOは、検索エンジンから検索結果の最初の方に表示させるための施策で、自然なアクセス数に影響します。
SEOは情報が多いため、真剣に対応するには学習時間が必要です。
最初は記事の量を増やし、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールで閲覧数が多い記事と少ない記事を比較することから始めると良いでしょう。
最低限の対策としては、タイトルや文字数に気をつけるのが良いでしょう。
プロモーションは、お金を払って自分のサイトの広告を出す方法です。
アクセス数に悩んでいたり、特定のページのアクセス数を上げたい時に有効です。
また、Googleアドセンスなどは無料で広告を出せる場合があるので試してみると良いでしょう。

広告

広告収入で収益化を考えましょう。

広告には様々な種類があります。細かい内容は割愛しますが、次の広告が有名です。

また、広告の表示場所も収益に大きく影響します。
SEO同様に情報量が多いため、本気で収益化するには学習時間が必要になります。

5. まとめ

色々と考え事を書きましたが、何も考えずにとりあえず初めてみるのも良いアプローチです。
考えすぎて行動できなくなくよりは、まずはブログを書いてみることが重要です。
ブログを書いていくことで見えてくることも増えるので、その都度改善するのが現実的な進め方になると思います。
私も全部はできていません。

最初に考えることを強いてあげるとしたら、2. サイト作成は後で変更するのが大変なので、事前に考えてから始めるのが効率的です。
しかし、2. サイト作成も後から変更することはできるので、分からなければまずは無料で初めてみるのがよいでしょう。

良いブログライフを!

参考サイト